ロシア株式市場は4日続落、海外市場からの下落圧力が続く
18日のロシア株式市場は4日続落した。海外市場の下落が止まらず、ロシア市場も4日続落となった。米政府による財政刺激策に対する期待と独企業の好決算によって欧州株が持ち直したことでロシア市場も寄付き後の安値から値を戻したが、前日終値を上回るには到らなかった。MICEX指数は0.95%安の1788.34、RTS指数は0.72%安の2159.10で取引を終えた。
個別ではロシア最大の銀行ズベルバンク(SBER)が当初この2月にも実施を予定していた、ロンドン証券取引所における預託証券(GDR)の上場を国際金融市場の混乱から、早くても今年第3四半期以降に延期する、との報道で2.08%の下落となり、相場全体の足を引っ張った。同行のロンドン上場は海外投資家によるロシア投資の起爆剤となり得る、との見方もあるため、失望感が広がった。
今週は引続き海外市場の動向が、ロシア市場の行方に大きな影響を及ぶすこととなろう。18日の米国市場はロシア市場の取引終了後に大きく値を崩しており、週初はロシア市場が下押しされる公算が高い。一方ここまでのロシア市場の下落は、ロシア側による要因はほとんど無いため、海外市場が落ち着きを取り戻せば、相場下落によって更に割安となったロシア市場に着目する投資家が現れることも期待出来よう。
米国株は続落 景気刺激策が発表されるも、景気悪化は不可避との見方が強まる
米国株式市場は4日続落した。ブッシュ政権が1500億ドル(約16兆円)規模の財政刺激策を発表したものの、景気後退入りは避けられない、との見方から下落した。
寄付きは個別企業の好業績を背景に上昇した。その後ブッシュ大統領が景気刺激策を発表したものの、市場の期待を上回るものではなかったことで下落基調となり、更に格付け会社フィッチが金融保証大手アムバックの保険部門であるアムバック・アシュアランスの保険会社財務格付けを最高の「AAA」から「AA」へ2段階引き下げたと発表し、金融株中心に値を下げた。
金融保証会社が支払いを保証する債券の多くが格下げされる恐れがある、という不安が一気に広がり、S&P500種の金融株指数は2003年9月以来の水準まで下落した。ダウ工業株平均は0.49%下落して取引を終えた。
債券市場では株式市場と景気後退に陥る懸念が強まったことで次回米公開市場委員会(FOMC)における利下げ幅が0.75%となる、との見方が一層強まり、債券市場に資金が流入、債券利回りは大幅に低下した。金利先物市場における今月末に実施される米公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.75%となる期待値は72%まで高まっている。
為替市場では米国の利下げ幅が拡大するとの観測と、株安により投資家がリスク回避姿勢を強めてキャリー・トレードを手仕舞う動きに出たため米ドルが対円で下落した。21日はキング牧師生誕記念日のため米国市場は休場となる。
ニューヨーク原油は反発、米景気刺激策を好感
ニューヨーク原油先物は4日ぶりに反発した。過去3日間の大幅下落に対する反動と米景気刺激策による需要増期待が相場を下支えした。1バレル=90ドル台中盤で取引を終えている。金先物はドル先安に対する代替投資への期待から反発した。
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